扇子の各部品呼称と見方

扇子の仕様は、大きさを「寸」、中骨の数を「間」と示します。

例えば上記イラストの扇子が22.5㎝（7.5寸）の大きさであった場合は、中骨は16本、親骨の２本を足すと18本なので、仕様は「7.5寸18間」となります。

約２１cm（7寸）で３０本の中骨を持つ扇子ならば、7寸30間となります。

扇面には大きく分けて①素材を中骨の片側に貼るタイプと、②両面素材の間に中骨を差し込むタイプがあります。

①は主に紙・ポリエステルを用い、②は紙を用います。

ノベルティなどで大量に発注する場合は比較的価格が抑えられる①の素材を中骨の片側に貼るタイプを選ばれる方が多いようです。また、記念品として贈呈する品などでは②の両面素材の間に中骨を差し込むタイプがよく好まれます。

ご注文される際の判断材料にしてください。

市場に出ている主な扇子の骨には「上級骨」と「普通骨」があります。（１００円くらいで売られている扇子は「普通骨」より更に1段下の骨になります）

上級骨は、しなやかで美しい艶を備えているため高級感があります。商品用としても製作されます。

普通骨は、価格を重視した材質となりますが、使用感や耐久性に大きな問題はありません。主に販促品などノベルティ用としての需要があります。

湘南応竹堂では、両等級をお客様のご希望に応じてご提供しています。